頭が…

うつ病とは?~いまだ曖昧な「うつ病」の定義

ストレスと直結した現代社会の大問題として「うつ病」があります。包帯もギプスも見えなければ点滴もありません。しかし生命に危険がおよぶ病、それが「うつ病」です。
「うつ病」は確かに存在する病気ですが、いまだに定義が曖昧です。うつ病とは実際、いったいどのような病気なのでしょうか?

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「うつ病とは何か?」ということについて、ここでは経験者(私です)談とネットの書き込み、医療等社会背景などをお話します。

うつ病患者本人は、「死」が非常に身近にあるほど危険的な苦痛を感じています。
どれだけ苦しいかというと「死と引き換えるほど」苦しいのです。この苦しみがさらに悲惨なのは、本人以外は理解できないことに加え、「否定的反応」さえ明白(あからさま)にあることです。

今すぐにでも見ることのできるネットへの書き込みの一部例を示します。

「「うつ」っていいよね。働かないでいいし。・・・云々」

「新卒者の就職もままならないと言うのに、ここには、見たことない、在籍社員がいるんだってよ。」

「うつ病で休職中だからリストラ対象にできないんだ。」

「・・クビにはできないんだ。厄介だ・・云々」

これが現状です。この発言者に対し一体誰が責めることができるでしょうか。
これはうつ病患者を揶揄した発言ではなく、本音なのです。つまり、社会問題です。この状況が蔓延すると社会全体が「うつ社会」化してしまいます。

うつ病が社会にもたらす経済損失の統計や統計分析結果は日本の物は存在しません。
アメリカ合衆国が大雑把な概算を出したことがあります。アメリカ合衆国だけで年間5兆円と考えられています。
この損失はどのようにして生まれるかというと、4分の1ほどがうつ病関連医療援助費用です。
全体の半分以上は、その患者が罹患していることによる生産能力低下と、その患者に関連した事柄により起こる生産性非効率などの損失です。

うつ病分布世界地図なるものが存在しますが、ほとんど根拠の薄いものです。その理由が、そもそも、うつ病の実態を示しているのです。

つまり、未だ、「うつ病とは?」の正確に示せる定義根拠が定まらないからです。

世界先進国で見れば、日本はうつ病患者は少ない国です。統計上もっとも悲惨な数字を出しているのは、世界で一番学力が高いとされている「北欧」です。

うつ病は今や大損失を生み出している地球規模の問題ですから、社会全体をもってして、これに向かわねばなりません。
そのためには、まずは、「うつ病とは」に答える「うつ病の定義」を立てねば進めることができません。
それが科学的か否かも重要ですが、とにかく、定義して、ことにあたらねばなりません。後で、科学的裏付けが加えられたら、定義を変更すればいいだけのことです。

現在、世界各国の保健関係機関は「DSM」と「ICD」と言う基準で「うつ病とは」を定義しようと動いています。